えりんぎののんびり鬱散歩

20年のうつからの回復について綴ります。

鬱になりやすい人

認知行動療法では鬱になりやすい人というのが指摘されています。

えりんぎは全部に当てはまっていますた!(・ω・)ノ

完璧主義

すべて物事を all or nothingで考えるのです。これは苦しい! えりんぎの例だと、家の掃除をするのに全部をキレイにできる体力がないと、なんと諦めていました! すると家は汚れまくっているか、とてもキレイかの2択。しかも自然は常にエントロピー拡大に向かうの……(T^T) つまり、普通にカオスに向かっていくの……それが過去のえりんぎには辛くて……

自分のせい!と考える

えりんぎ、トロくて仕事あまりできなかったのです……でも持ち前の責任感で頑張った。仕事うまくいかないのを全部自分のせいにして、自分を責めて……でも、蓋を開けて見ればえりんぎほど丁寧に仕事してる人いなかったのです。その中でも非常にテキトーに仕事してる人は切られて(当然なのだけど)、えりんぎには仕事回ってきます。あれぇ? 仕事回らないのってえりんぎのせいじゃなくて、そういうこともあるって程度だったん?と気づきました。

罪悪感がすごい

これは②にも通じるんだけど、何かと自分を責めちゃう。これは鬱が脳を乗っ取ってるせいもあるんだけどね。えりんぎが重度の鬱だった時は天気が悪いのもえりんぎのせいかな?と思ってました。いや、そんなわけないやん。(ヾノꏿ⌓ꏿ)

マジメ

マジメなん、いいと思うんですよ。仕事をマジメにこなす、えらい! えりんぎ今も仕事はマジメです。でも反面、融通がきかないとこもある。えりんぎの知人で鬱の人で、えりんぎよりマジメな人がいました。その人、マジメすぎて普通の人の3倍は仕事してたのですよ。それで疲労困憊して(当然!)、他の人の「趣味持ったらいいんじゃない?」というアドバイスを受けて、コーラスに通うことになりました。ところがそこで持ち前のマジメさを発揮! 趣味なのに仕事のようにイタリア語のオペラを歌うためイタリア語の勉強を始めた! そして燃え尽きた……(T^T) いや、なんで趣味を散歩ていどにしとかんのやろう……

ネガティブに物事を捉える

確かにこういう時あるよね。(゚ー゚)(。_。)ウンウン 誰しもこういう時あるよ。だから特別変じゃない。

例えば、誰かに挨拶したけど無視されたとする。多分「私なんかしちゃったのかな……」と思う人大半だと思います。それ自体変なことじゃない。ただ鬱になりやすい人はこの頻度多いのです! でも少し考えるとわかるのだけど、物事っていろんな背景があるのです。挨拶して無視しちゃった人だって、もしかしたら歯が痛くて痛くてそれどころじゃなかったのかもしれないのです。それか単に気づかなかったとか。そんなもんです。本当に「ネガティブな事態」になってから悩もう?

そして①~⑤までを認知行動療法ではどう対処していくのか、今後書いていきたいと思います! (・ω・)ノ

自分がダメだと思えるのは逆にすごい

いきなりですが、人間のクズっていません?

あなたは誰を思い浮かべる? 〇人犯ですか? それとも他人を貶めて平気なサイコパス

今、自分がダメだと思ってる人。

えりんぎは他人を貶める、不幸にする人、それがわかってやってる人とかをクズだと思いますが、どうですか?

そして、あなたはそんな人間のクズですか? 違いますよね? なぜならあなたは「自分がダメ」だとか思えちゃうくらい自分を責めてますよね? 本当の人間のクズはちっとも反省なんかしませんよ? 自分が悪いなんて微塵も思ってない。悪いのはみんな他人です。だからあなたは全然ダメじゃない。

(毒親を恨む人はこれとは別だよ。その場合は毒親が悪いよ。で、その毒親は自分が悪いとか思う人? 違うよね。だから毒親なんじゃない?)

自分がダメだと思い込んでしまうには、いくつか理由があるんじゃないかとえりんぎは思います。

理想が高すぎる

理想を持つことは悪いことじゃない。でも、とりあえずちょっとした進歩を目標にしません? その方が気持ち的にラクだし、少しずつ歩むことでいろいろな選択肢が生まれるよ?

例えば、山登りしてるとする。いきなり富士山に挑戦するのは誰でもキツい。まず高尾山あたりから始めよう? 高尾山もいきなり頂上目指さずに、風景楽しみながら歩こう? そうすると「あ、こんな道あったのか」とか気づけて「この道通ったほうが楽かも」とかいう、いろんな選択肢に気づく。

100%の力で頑張ろうとしている

70%くらいの力でいいんだよ? もしかして100%、いや120%の力で頑張ってない? 頑張ることは悪くない。ただ頑張り方。70%の力でいい。その方が長続きするし、長い目で見たらその方が頑張りの積み重ねが多くなる。

できない自分を責めている

骨折した人が歩けないって言って自分を責めるのと一緒。歩けないのは今弱っているから。間違えないでほしいのは、今弱っているから歩けないんであって、自分が弱いから歩けないんじゃないってこと。鬱は甘えなんてよく言われるけど、それは他人には心が骨折しているのが見えないだけ。アレルギーのない人がアレルギーのある人に「甘えだ」とか言うのと一緒。そんな人間として思いやりのないやつ

地獄に落ちろや! (ʘ言ʘ╬)

だから気にせず休め!

Dr.が信頼できない人のために

Dr.が信頼できない。あるあるだよね。(´△`)

えりんぎも最初のDr. 2番目のDr. と信頼できなかったよ。でもそこしかすがれる所がなくて…(T^T)

で、今のDr.って5人目なんだけど実は信頼できていない。(今の病院は大病院なのでDr.がころころ変わるんだよ…)

信頼できないDr.って共通点があると思うので、まとめてみるよ。

話を聞いてくれない

あるあるすぎるよ……。薬だけくれるお医者さん。今のえりんぎのDr.はこんな感じだよ。こういうお医者さん多いんじゃないかな。たくさんの患者さん抱えるとこういう風になりがち。

薬がどんどん増えていく

こういうお医者さんは金儲け主義 だから、逃げた方がいい

威張ってる

今はコンプライアンスがあるから、こういうお医者さん減ってきてると思う。でもえりんぎのDr.じゃなかったけど、友達のDr.は威張ってる人だった。こんな人からも逃げた方がいいよね。

えりんぎが思うには、お医者さんとも相性があるので、①②③にあてはまるなら新しい病院受けてもいいんじゃないかな。

ps: えりんぎは今の病院を続けているのは、カウセリングが安く受けられるからだよ。

ps: 精神科医療従事者さんへ 患者は疎外感や孤独感を感じ、自分を責めすぎていることがあります。自分が経験していないと辛さは分からないでしょうが、どうか話はよく聞いてください。

お久しぶりです! さらに鬱がよくなったよ

長い間ブログほったらかしでした。

それは新しい仕事も決まって忙しかったり、鬱がよくなって好きな読書ができたりして、そっちに気が向いていたから。(だから鬱は必ずよくなるよ!)

2年間えりんぎが取り組んできたのは、やはり認知行動療法。でも2年間のうちでDr.が変わったりカウンセラーさんが変わったり、それでよかったり悪かったりもしました。

そのへんのこと書けるといいんじゃないかと思って戻ってきたよ!

とりあえず、えりんぎは認知行動療法に関してはひとり立ちできると判断されて、今自分で自分をコントロールできている感じです。(完璧じゃないよ。 鬱の人は完璧主義だったりするので、大体とかテキトーとかでいいんだって自分を許してあげてほしい。)

2年で世の中随分変わったね。特にコロナ。不安だね(>_<)

昔のえりんぎは不安の症状の方がひどくて、じっとしていられないくらいだったよ。

去年はコロナの不安にかられて、みんながマスク買い占めたりしたね。普通の人?でも不安はあるよ。だから今不安で仕方ない人たちは、「不安」を感じる自分を責めないでね。あなたが不安だからと言って、それはあなたのせいじゃないからね。

鬱を悪化させないために

明日休みだああ~~~~(*´ω`) そゆことで今日夜更かししてます。

 

えりんぎのDr.曰く、大うつ(うつ病)の人の率は少なく、大体が躁鬱病双極性障害:これにはⅠ型Ⅱ型があるようです)だとのことでした。

 

えりんぎは躁鬱病のⅡ型に入るんだと思います(ちゃんと聞いていないけど)

 

躁鬱病のⅠ型の人は up downが相当激しいみたいです。えりんぎが入院していた時、躁鬱病のⅠ型の方は1ヶ月に200万買い物しちゃったそうです。えりんぎはそういう経験はありません。でも軽躁はあるみたいで、以前は躁状態はいいことだと思っていました。

 

だって躁状態(=ハイになる)だと、万能感はあるし頭の回転も速くなっている気がするし(ほんとは空回り)、いろいろ行動ができるので。だから鬱の時はハイになることを待ち望んでいました。

 

でもこの躁状態の時こそヤバかったのです。ヘタに万能感があるもんだから気が大きくなる → 思慮が浅いまま行動力に任せ「やらかして」しまうことが多かったです。しかも躁状態の時は攻撃的になるので人とモメやすい。躁から覚めた時、後悔がハンパないことになるのです。そして、躁状態がハイであればあるほど、後にくる鬱はひどい。波と同じですね。波がザッパーンと高くなればなるほど、落ちるとき衝撃がハンパないというか。それでお薬ではこの波の揺れ幅を少なくしてコントロールしようとします。

 

えりんぎはそれに気づいてから、認知行動療法の助けもあって常にフラットでいるよう心掛けています。妙にハイにならないように気をつける。すると落ち込む度合いも少なくなりました。

 

憂鬱な気分をやり過ごすのに、一般の人がやりがちなのが「気晴らし」。いいのですよ、「気晴らし」できるぐらい心のエネルギーがあれば。うつの人は「気晴らし」する心のエネルギーなんてないのです。だから無理して「気晴らし」しちゃダメです。

 

例えば、気分転換に友達とディズニーランドへ行く、仕事の憂さを晴らしに同僚と居酒屋に行く。。。これは十分に心のエネルギーがある人は有効です。でも鬱の人が「気晴らし」しようとすると、無理がたたり悪化してしまいます。えりんぎの知人は「気晴らし」のためにアルコールに頼ってしまいました。アルコールは鬱を悪化させるので要注意です。甘いものも注意です。血糖値が急激に上がるとインシュリンが多量に分泌されるので、血糖値が下がりすぎます。すると気分も下がります。どうしても甘いものを食べたい時は、先に生野菜を食べておくといいと思います。

 

そして、焦らないこと。自分の状態の目先の良し悪しに一喜一憂しないこと。鬱は急に劇的によくなりません。でもゆっくりと三寒四温でよくなっていきます。必ずよくなるので、慌てず焦らず諦めずいきましょう。

 

 

うつは創造的自己破壊?

えりんぎは今散歩から戻ってきたところです。近所の公園に秋を探しに行ったのですが、特に見つからず。でもいい天気なので気持ちよかったです。ぽけーっとしてきました。今仕事が休みなので、満喫しております。

 

あ、そうそう、えりんぎがカウンセラーさんに言われたことですが、ぽけーっとするの大事だそうです。大いにぼけらっとしましょう。

 

えーと。。。勝手にリンク貼っていいのかな? よくわかんないのですが、「鬱は創造的自己破壊」と書いてある記事があったのです。

 

鬱になり、もがいて、復活して、いろいろ考えた結果、鬱は創造的自己破壊だと思った | 村長ブログ

 

ちょっと読むと長いので、読みたいなという方は少しずつ読むといいかもしれません。なにせ鬱になると、文字読めないですよね。。。(T_T) えりんぎはニュースが全然頭に入らなくて、外の雑音でさえ辛かったです。もともと本を読むのが大好きだったのに、全然活字が読めなくなって毎日泣いていました。

 

で、ここの「村長」さんは、「鬱は創造的自己破壊」と仰る。えりんぎはそういうカッコいいこと言えないのですが、あーあーあー、なーるーほーどーと思いました。

 

でも鬱のただ中にある人には、辛いかもしれない。えりんぎも「復活」してはおりません。この記事では、非常にポジティブに書かれているので(別に悪いことではなく、素晴らしいです)、自分にはできない。。。と落胆される方もいるんじゃないかと思って。。。

 

だからその真意を取り敢えず簡単に、ここで説明してみようかと。

 

最初カウンセラーさんに言われたことは「鬱は悪者じゃなくて、今までの生き方では辛いよーという身体からの警告ですよ。少しずつ生き方を変えることで、元の状態に戻るのではなく、今までよりも豊かに生きていくことができると思いますよ」でした。

 

ところが最初はこれを聞いて、えりんぎはムッとして次に悲しくなりました。ムッとしたのは「テキトーなこと言うな」という感情であり、その後「何が悪かったんだろう。。。」と思ってしまって、家に帰って泣きました。そして「私にはできない」と凹みました。

 

そのカウンセラーさんが仰ったことが「創造的自己破壊」の内実です。

 

うつは辛いです。地獄です。Dr.に「うつってどんな感じ?」と聞かれたとき、「万力で胸を引き絞られるよう。真っ暗な穴の中で、上か下か右も左もわからなくて、なんの光もない状態。もう死ぬしかない」と答えたら、「もう何もさせませんよ」と即入院になりました。

 

一向に光が見えないかと思いましたが、病院のスタッフの皆さんのお力添えもあり、徐々にですが「こっちだよ」と手を引っ張ってもらえ、一筋の光が見え始めました。

 

「治るんだ。。。!」と思えた時は本当に嬉しかったです。20年拗らせているのに。

 

だから、今うつの人も諦めないでほしいのです。きっとラクになる日は来ますから。徐々に。。。ですが。一歩ずつ歩いていきましょう。

 

 

 

「自分を責めない」ということ

具体的に「自分を責めない」ってどういうことか書きたいと思います。

 

「自分を責めない」と言われて、どうしようと思いますか? 自分を許す? 罪悪感をもたない?

 

鬱の最悪期は、どんな形でも思いついた「自分を責めない」やり方はアリだと思います。とことん自分を甘やかしちゃってください! 主婦の方なら家事をサボりまくるのアリ、です。何もできなくてずっと寝たきり。イイと思います。ずっと寝ていたければずっと寝てましょう。寝て、起きているときはゲームばっかり。イイんじゃないですか? 罪悪感なんて持たなくて構いません。自分が心地よいな、と思えることだけしましょう。できないことは諦めちゃいましょう。

 

だってエネルギーが枯渇しちゃっているのだから、何もできなくてあたりまえエネルギーを溜める時期です。無理しちゃいけません。

 

さて、少し回復してきた人について。外には出かけられるし、ちょっと仕事もできる力もついてきた気がする、少しがんばれる。注意事項としては以下が考えられると思います。

 

①「治った!」と勝手に判断しない。

 

自己診断で投薬をやめたり、完全に仕事復帰したりしない。少し治ると嬉しくなるので、「もう大丈夫」と思いたくなる気持ちはわかりますが、ここは慎重にいきましょう。

 

②慌てず焦らず諦めず

 

これはえりんぎが病院で言われたことです。この時期は三寒四温なので、よくなった!悪くなった!とか目先で判断して一喜一憂しないことです。みつお風に言うと人間だもの、です。えりんぎ風に言うと生物だもの、です。健常な人でも調子のいいとき悪いとき、普通にあります。だから上がったり下がったりあってあたりまえ。生物ってそんなもんです。のんびりいきましょう。

 

さて、この時期にはそろそろ、あらゆる思いついた「自分を責めない」ことの実践の質を少し考えていきましょう。といっても、むつかしいことじゃないです。うつ病の最悪期にはナンデモアリでした。でもこの時期になったら、「自分を責めない」=「自分を大切にする」ことを考えてみましょう。

 

自分を大切にするって自分の好き勝手にするということと違います。いいんですよ? うつの最悪期には。だってうつの最悪期にやりたいことって、どんな形であれ、本音は休みたいってことだもの。だから何やってもいいんです。じゃあ、少し治ってきたら? 生物としての自分を労わってあげましょう。例えば、

 

①日光に当たるといいですよ。気持ちいいですよ。日光に当たるといいことばかりです。

 

②散歩もいいですね。今は季節がよいですね。近所でいいので紅葉とか見に行きませんか? 軽い運動は脳を活性化させます。

 

③夜は早めに寝ちゃいましょう。人間の体内時計がそうなんでしょうか? 早めに寝ると割と身体がラクですねえ。朝もすっきり目覚められますしね。

 

④朝ごはんは食べましょう。朝ごはんを食べることによって、脳が目覚めます。スッキリします。えりんぎは胃に負担がないそうなので、バナナとヨーグルト食べてます。バナナ好きだし。(別に好きなもの食べていいのですよ。)

 

あと、いろいろ考えられると思いますが、とりあえず自分の身体を労わろうってことです。だから例えば、過度の飲酒は身体を痛めつけますね? 昼夜逆転も体内リズムが狂ってきて、身体が辛くなります。そういうことです。

 

そして、さらに注意事項です。①~④と、よいと思われることを挙げてきましたが、マジメに全部やろうとしないでください。気分がノらなければ「今日は寝てよう」で構わないし、夜更かししちゃっても「たまにはいいか」と余裕をもたせるといいです。「自分を責めない」=「自分を大切にする」(身体を大事にしつつ、大体できればいっかと余白をもつ)てな感じです。