えりんぎののんびり鬱散歩

20年のうつからの回復について綴ります。

「自分を責めない」ということ

具体的に「自分を責めない」ってどういうことか書きたいと思います。

 

「自分を責めない」と言われて、どうしようと思いますか? 自分を許す? 罪悪感をもたない?

 

鬱の最悪期は、どんな形でも思いついた「自分を責めない」やり方はアリだと思います。とことん自分を甘やかしちゃってください! 主婦の方なら家事をサボりまくるのアリ、です。何もできなくてずっと寝たきり。イイと思います。ずっと寝ていたければずっと寝てましょう。寝て、起きているときはゲームばっかり。イイんじゃないですか? 罪悪感なんて持たなくて構いません。自分が心地よいな、と思えることだけしましょう。できないことは諦めちゃいましょう。

 

だってエネルギーが枯渇しちゃっているのだから、何もできなくてあたりまえエネルギーを溜める時期です。無理しちゃいけません。

 

さて、少し回復してきた人について。外には出かけられるし、ちょっと仕事もできる力もついてきた気がする、少しがんばれる。注意事項としては以下が考えられると思います。

 

①「治った!」と勝手に判断しない。

 

自己診断で投薬をやめたり、完全に仕事復帰したりしない。少し治ると嬉しくなるので、「もう大丈夫」と思いたくなる気持ちはわかりますが、ここは慎重にいきましょう。

 

②慌てず焦らず諦めず

 

これはえりんぎが病院で言われたことです。この時期は三寒四温なので、よくなった!悪くなった!とか目先で判断して一喜一憂しないことです。みつお風に言うと人間だもの、です。えりんぎ風に言うと生物だもの、です。健常な人でも調子のいいとき悪いとき、普通にあります。だから上がったり下がったりあってあたりまえ。生物ってそんなもんです。のんびりいきましょう。

 

さて、この時期にはそろそろ、あらゆる思いついた「自分を責めない」ことの実践の質を少し考えていきましょう。といっても、むつかしいことじゃないです。うつ病の最悪期にはナンデモアリでした。でもこの時期になったら、「自分を責めない」=「自分を大切にする」ことを考えてみましょう。

 

自分を大切にするって自分の好き勝手にするということと違います。いいんですよ? うつの最悪期には。だってうつの最悪期にやりたいことって、どんな形であれ、本音は休みたいってことだもの。だから何やってもいいんです。じゃあ、少し治ってきたら? 生物としての自分を労わってあげましょう。例えば、

 

①日光に当たるといいですよ。気持ちいいですよ。日光に当たるといいことばかりです。

 

②散歩もいいですね。今は季節がよいですね。近所でいいので紅葉とか見に行きませんか? 軽い運動は脳を活性化させます。

 

③夜は早めに寝ちゃいましょう。人間の体内時計がそうなんでしょうか? 早めに寝ると割と身体がラクですねえ。朝もすっきり目覚められますしね。

 

④朝ごはんは食べましょう。朝ごはんを食べることによって、脳が目覚めます。スッキリします。えりんぎは胃に負担がないそうなので、バナナとヨーグルト食べてます。バナナ好きだし。(別に好きなもの食べていいのですよ。)

 

あと、いろいろ考えられると思いますが、とりあえず自分の身体を労わろうってことです。だから例えば、過度の飲酒は身体を痛めつけますね? 昼夜逆転も体内リズムが狂ってきて、身体が辛くなります。そういうことです。

 

そして、さらに注意事項です。①~④と、よいと思われることを挙げてきましたが、マジメに全部やろうとしないでください。気分がノらなければ「今日は寝てよう」で構わないし、夜更かししちゃっても「たまにはいいか」と余裕をもたせるといいです。「自分を責めない」=「自分を大切にする」(身体を大事にしつつ、大体できればいっかと余白をもつ)てな感じです。